一歩進んだドッグフード

ドッグフードのローテーションは必要?

 数あるドッグフードの中から、お気に入りの一品を見つけた場合、「うちの子はこれ!」とそれだけを与えたくなってしまうものですが、二種類以上のドッグフードをローテーションした方がよいという話があるのをご存知でしょうか。なぜドッグフードのローテーションが必要と言われているのかみてみましょう。

アレルギー防止

人間だけでなく犬にも多いアレルギー症状ですが、長期間にわたり同一のたんぱく質を摂りつづけることで食物アレルギーや過敏症を発症すると言われています。このため、異なったたんぱく質の食事を幅広く摂取することで特定の食材に対するアレルギー発症のリスクを低くするという考えです。チキン→ラム→サーモン→ヴェニソンなど、主となるたんぱく源が異なるドッグフードをローテーションしていくと良いとされ、同一ブランド内でのローテーションを推奨しているドッグフードメーカーもあります。

栄養の偏り防止

「総合栄養食」と表示のあるドッグフードは基本的にそのドッグフードだけで必要な栄養素が満たされ、他の食事は必要ないとされています。しかし、ドッグフードのブランドごとにその栄養源となる食材と配合された各栄養素の比率は異なるため、人間が様々な食材から栄養を摂ることを推奨されているように、定期的に他のドッグフードとローテーションした方がよいという考えです。

ドッグフードの欠品や愛犬の偏食に備えて

欲しいときに手に入るイメージのドッグフードですが、物流トラブルや自主回収、原材料枯渇などでいきなり手に入らなくなる、という事態も意外に発生しています。また、昨日までおいしそうに食べていたドッグフードを、突然食べたがらなくなったというケースも耳にする話です。そのような場合に、ローテーションするドッグフードが複数候補あれば、愛犬に合う他のドッグフードをあわてて探さなくて済むという考えです。

このような理由から、ドッグフードは複数種類をローテーションした方が良いという考えが広まっていますが、アレルギー防止などはまだ科学的には実証されていないようです。また、短期間で複数のドッグフードをローテーションしていると、ドッグフードが原因で体調を崩した場合、原因となるドッグフードの特定が難しくなりますので、ローテーションは2~3か月ごとに行うようにしましょう。輸入品のドッグフードを与えている方は特に物流トラブルにより数か月手に入らなくなる事態も想定されますので、ローテーションあるいはトラブル時の第二候補を見つけておくとよさそうですね。